北朝鮮情勢

金正日総書記は病床にあっても、意識がある限り自ら指示を出して北朝鮮を統治するだろう。寝たきり状態でも、伝達者を通して「私の名でやれ」と命令を下すことが考えられる。

 この場合、金総書記の命を受け北朝鮮を動かす人物として、側近では義弟の張成沢党中央委第1副部長がいる。また、軍部では国防委の金永春、李勇武両副委員長、金鎰●(=吉を2つヨコに並べる)人民武力相、金格植人民軍総参謀長、玄哲海総後勤局長らの名が挙げられる。ただし、“代理”が側近であれ軍人であれ、1人を指名することはない。2、3人に任せ、「分離統治」のかたちをとるはずだ。複数に任せることにより独走を許さず、忠誠競争をさせるわけだ。

 これと並行するかたちで、極秘裏に金総書記の後継者の決定作業に入るだろう。後継者は故・金日成主席の親族か側近の中から選ばれるとみられる。金正日総書記には長男の金正男、腹違いで次男の正哲、三男の正雲の息子3人がいる。この中で、金正男氏は中国に近く、叔父の張成沢氏との関係も深いといわれる。しかし、金正哲氏はすでに後継者としての授業(教え)を受けて党組織指導部に属しているとされる。現状では、金正哲氏が金正日総書記の後継者となる可能性が最も高い。

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